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精神科医の長沼睦雄さんが書かれた「敏感すぎる自分を好きになれる本」を読みました。
この本にはタイトル通り「敏感すぎる」方が自分を好きになるための本です。
今回HSPについて知識を深める為に手をとりました。
基礎的な知識から、自分がどう対応すれば良いかまで書かれており非常に勉強になります。
自分がHSPかも?と思う方は手に取ることをお勧めします。
あまかず
わかりやすく勉強になる一冊でした!
Contents
「敏感すぎる自分を好きになれる本」(著: 長沼睦雄)を読んだ。自分がHSPかもと思ったら読みたい一冊
こんにちは、あまかず(@amakazusan)です。今回はHSPについての本をご紹介します。
HSPについて書かれた本を読んだ
長沼睦雄さんの「敏感すぎる自分を好きになれる本」を読みました。
この本はHSPについて書かれた本です。HSPとは「ハイリー・センシティブ・パーソン(Highly sensitive person)」の略。
タイトルにある「敏感すぎる人」の事ですね。
今回なぜ、この本を読んだのか?
それは僕自身がこの「HSP」だという事に気づいたからです。(きっかけは別の記事でご確認ください)
では具体的にHSPとはどんな物なのか?
もちろん今はネットで調べればいくらでも出てきます。
その情報でもいいのですが、やはり専門家が書かれた情報を知りたい。
ということで、今回精神科医である長沼睦雄さんの本を手に取った訳です。
読んでみたところ、非常に勉強になりました。
HSPがどんな物であるか、自分がどう対応すればいいのか?
など知りたい事を一通り知る事ができました。
敏感すぎる人が感じる「生きづらさの正体」とは?
では、この「敏感すぎる自分を好きになれる本」にはどんなことが書かれているのか?
基本的なHSPについての説明から始まり、敏感すぎる人が感じる「生きづらさについて」や、振り回されないコツ、具体的にどうすれば良いか?
など丁寧に書かれていて非常に勉強になります。
個人的に為になったのは「生きづらさの正体」についてです。
敏感すぎる人がなぜ生きづらさを感じているのか?
その原因が「過剰な敏感さ」なんですよね。過剰に反応しすぎて疲れてしまう。
これが生きづらさなんですよね。
僕に思い当たる節があります。いろいろ考えすぎて疲れ果ててしまうことは多々あります。
もちろんすべて敏感な人が生きづらさを感じているわけではありません。
成長過程で親との関係性などでマイナスに働いてしまったことも原因の一つです。
また、うつ病との関わりについても紹介されていました。
敏感すぎる人はストレスを感じやすい。
うつ病はストレスが長く続くと起きやすくなります。
ただでさえ敏感過ぎる人はストレスを感じやすいのにそれが持続すればうつ病にもなりますよね。
「敏感すぎる人」が自分に振り回されないようにするコツ
この本には敏感すぎる人が「自分に振り回されないようにする」為のコツが書かれています。
そのコツとは何か?
いくつかありますが、まずはHSPと自覚する事が大切です。
自覚しないことには始まりませんから。
その上で、
- 知る
- 対応する
- 心構えをつくる
知る
知る事とは自分がどんな状況で過剰に反応してしまうのか?を知ると言うことです。人によって反応してしまう物があるでしょう。
音・臭い・人間関係などなどそれぞれで違ってきます。
過剰反応してしまう物を知れればその後の対応も楽になってきますよね
つまり、自分のトリセツを作ると言うことです。
対応する
次に必要なのが、実際に対峙したときにどう対応するかも大切になってきます。対応にも2種類あり、反応する物に対する「準備」。
反応する物に出会ったときの「ケア」があります。
「準備」では極力反応する物に遭遇しないように心がける必要があります。
光で反応するなら、光を避けるようにサングラスなどをかける
音で反応するなら、耳栓などをするです。
「ケア」は遭遇してしまったときどうするかです。
リラック方法や感情の処理方法をあらかじめ用意しておくのも大切。
ケアを意識的に行うのが重要になってきます。
心構えをつくる
自分の事を知り、対応策を用意しても心構えがなければ結局何もかわりません。「敏感さ」と向き合う心構えが重要になってきます。
この心構えは時には「変わる事への不安」で元に戻っていたくなる事もあるでしょう。
生きづらさを克服するには、自分自身の「敏感さ」と向き合う覚悟が必要なんですよね。
これがあるかどうかで、生きづらさはついて回ります。
敏感すぎる人は具体的にどう行動すればいいの?
敏感すぎる人が自分に振り回されないようにする為には「コツ」がある事はわかりました。
では、具体的に何をしていけばいいのか?
その点についてもこの本では記載されています。
まずは、「自分を責める」ことをやめましょう。
敏感すぎる人は弱い自分を認められず失望して自分を責めがちです。
弱い部分を認めることから始めれば、少しずつ自己肯定感を育んでいけます。
続いては、「頑張りすぎない」「沢山のことを抱え込まない」です。
敏感な人は周囲の期待に応えたくてつい頑張りますすぎてしまいがち。
僕もそうだからわかるんですよね。そして、沢山の物を抱え込む。
いっぱいいっぱいになって苦しんでしまう。
そうならない為にも、がんばり過ぎない、抱え込み過ぎないを意識していきたいです。
敏感すぎる人でよくあるのが「他人の気分に左右されやすい」ということです。
これは僕もしょっちゅうあるのでめちゃくちゃ嫌ないんですよね。
怒っている人の近くに寄りたくない。
基本的な対策は一つ。「機嫌が悪い人には近づかない」。
もし、仮に遭遇してしまったら、1人になれる場所で嫌な気分を架空のゴミ箱に吐き出す「ライオンの吐き出し」を行うといい。
など具体的にどう行動すればいいかについても参考になります
「敏感すぎる自分を好きになれる本」の感想
それでは今回読んだ「敏感すぎる自分を好きになれる本」です。
HSPについて分かりやすく書かれておりとても勉強になりました。
特に良かったのは生きづらさの正体や自分がどう対応すればいいのか?
これらが書かれているのが良かったですね。
この一冊はHSPかもと思った方は是非読んでほしい。
知識がない状態でHSPと向き合うのはとてもしんどいです。
網羅的に書かれているのでありがたい一冊でした。
今日のポイント
以上「敏感すぎる自分を好きになれる本」を読んだ話でした。個人的にこの本ですごく救われたのは
「『プラス思考』ではなく『プラスの感情』を大切にする」という部分でした。
落ち込みやすいとどうしても 「前向き」「プラスに」と意識を向かわせねばと考えてしまいます。
うまくいかないことも多くて凹んでしまうこともあります。
しかし、「楽しい」「嬉しい」という感情の方に意識を向けるのであれば、普段の行動や活動でもやりやすくなります。
これはとてもありがたいですね。
あまかず
他にもいろいろな本が出ています。読んで知識と理解度を深めていきましょう!
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